令和3年度、中村紀夫前会長の後を受け、神奈川県重症心身障害児(者)を守る会(以下県・守る会)の会長に就任いたしました谷口久美でございます。今後ともどうぞ宜しくご指導、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
2019年の暮れごろより新型コロナ感染症という目に見えないウイルスにより、世界中に不安と恐れが広がり始め1年以上このコロナ禍と向き合ってきました。そのようななか、中村前会長の発案で重心施設の職員さんに感謝の気持ちをお手紙とお菓子で、また、在宅のご家族には励ましのお手紙とお菓子を贈りました。コロナ感染症により、活動が思うようにできませんでしたが、中村前会長は積極的に運営改革に取り組み会の発展に誠心誠意努められました。今後新役員はそれを引き継いで活動をしてまいります。中村前会長には深く感謝の意を表します。
また長きにわたり守る会の役員としてご尽力頂いた3名の役員が退任されました。県守る会の歴史を繋いでいただきました。ありがとうございました。
さて、県・守る会の会員は施設入所の方が大半を占めています。コロナ禍により1年以上も面会規制が続いています。そんな中、各施設で工夫を凝らして面会がかなうようになってきていますが、直接触れ合うなどの面会はいまだ出来ていません。長い間面会に行かれないことで浮かび上がってきた事などを取り上げ考えていきたいと思います。また在宅会員の方々が日々過ごされている中でのご苦労ご心配も汲んでいきたいと思います。
守る会全体の問題として、親の高齢化が大きな課題です。それは子供たちの高齢化にも繋がります。こうした中で「何をしておけば良いのか」という事を考えるとやはり後見人制度の活用が大事と考えます。親が判断できるうちに理解ある後見人に託すという事ではないかと思います。また既に後見人である方々も含めてもう一度後見人制度の勉強をしてみたいと思います。またそれに伴い安心ノートの活用もしたいです。コロナ禍で思うように活動が出来ないと思いますが、準備はしておきたいと思います。
今年もコロナ禍の中での生活を強いられていくと思います。しばらくは皆様とお目にかかっての活動が出来ないと思います。今は感染予防に努めてワクチン接種が進むことを期待しています。重心の方々は基礎疾患の中に入るので高齢者の後の順番です。一日も早くワクチンが接種できることを願っています。
多くの方々に支えられて暮らしている障害児者の家族として、常に感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきたいと思います。皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。