あんしんノートを書いています
現在、相模原療育園保護者会では、安心ノートを書いています。
あんしんノートとは、親亡き後も本人が豊かで安心して暮らしていけるよう、成年後見人や支援者に対して、本人の基本情報や生活歴、医療情報等を提供する、言わば「引き継ぎ書」の事で、その取り組みは全国的に広がりはじめています。
しかし、あんしんノートは、「書き方が難しい」「思いはあるけど、どのように書けば良いかわからない」などの声が多数あり、当保護者会ではその対応策として、書き方研修会を開き、ノートの作成に努めて参りました。
あんしんノートの書き方研修会は、計4回に渡ってゆっくり丁寧に行ってきたつもりですが、それぞれの家庭によって事情が異なり、書くのが難しい面もあったかと思います。
しかし、参加者の一人ひとりが、ご自身の事、そしてわが子の将来の事について真剣に向き合い、この研修を通じて、気持ちの整理をしながら、必要最低限の基本情報をしっかり書き留める事が出来たのではないかと思います。
あんしんノートは、神奈川の守る会でも検討会が設置され現在作成中ではありますが、こうした既存のノートをベースに、今後は在宅の方やほかの施設に入所されている方のお役に立てるよう、当保護者会ではこれからも頑張っていきます。
よろしくお願いいたします。
相模原療育園保護者会会長 伊藤光子