神奈川県重症心身障害児(者)を守る会

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神奈川支部 : 伊藤 光子




守る会の三原則

1. 決して争ってはいけない 争いの中に弱いものの生きる場はない。
1. 親個人にいかなる主義主張があっても重症児運動に参加する者は党派 を超えること。
1. 最も弱いものをひとりももれなく守る。



津久井やまゆり園の事件に対する声明文

神奈川県重症心身障害児者を守る会

会長     伊藤 光子

津久井やまゆり園で起きた悲惨な事件について、亡くなられた19人の方々お一人、お一人に心から哀悼の意を表します。

攻撃を受けた際の皆さまの痛みと、無念さを思う時、皆さまのみたまに捧げる言葉もありません。
怪我をされた
26人の方々の一日も早いご回復を祈ります。
更に、直接的なお怪我はされなかったが、園に入所されていた方々、園を様々な形で利用されていた方々が、従前の生活に戻れる日と、心の痛手が癒される時が来ることを切に願います。
そして、これまで障害者の支援に真摯に取り組んでこられたやまゆり園の職員の方々に対し、私たちは深い敬意と、心からの感謝を抱き、これからも持ち続けることをお伝えしたいと思います。
又、被害に会われた方のご家族に対し、同じ障害者を家族に持つ者として、深い悲しみを分かち合えればと心から思います。

私たちは、今回の事件が極めて特異なものと受け止めています。

ただ、この特異なケースに隠された危険な因子については、今後十分な注意を払って行く必要があると考えます。
日頃社会に受け入れてもらっていないと心のどこかで感じている者が、その不満の捌け口を弱者への攻撃に転嫁することは、間々あることと理解しますが、今回の犯人の標的が重度の障害者に向けられたことに大きな危惧を覚えます。そして、犯人の主張がTV報道で大きく取り上げられた結果、意味も考えずに同調する人、更にはそれを増幅してネット上で拡散する悪意の同調者がいます。
被害者であるはずの障害者が、怯えて暮らすようなことに絶対にならないよう、私たち神奈川重症児者を守る会は全力を尽くします。皆さまにおかれましても、そのような差別観に基づく誤った考え方の是正について、最大限のお力をお貸し下さいますよう切にお願いいたします。

次の懸念は、障害者を日頃から支援して下さっている、特に施設の職員に対し、妙なネガティヴ・イメージを与えないかということです。今回の犯人の姿が、あまりに異様ですので、万が一にも直接的な投影はないと考えますが、若い志しのある方の入職に少しでもマイナスの影響を及ぼすことがないよう願っています。そして私たちは、これからも障害児者支援スタッフの処遇向上について、日頃その献身的な姿に接している者として社会の理解を求めて参ります。
第三の懸念は、今回の事件の反省から、施設が完全なセキュリティを企図するあまり、施設が砦のようになり、地域社会から孤立してしまうことです。
これまで地域との交流を心掛け、近隣に住む方達の理解も得て来ただけに、この流れが断たれてしまうことだけは避けたいと考えます。

最後に見落としてはいけないこととして、犯人が精神を病んでいると思われることから、精神障害者への無用な警戒感が広がることです。目の前にいるひとり、ひとりの個性と人格を認めず、障害者に対する差別的妄想のもとに、凶行が行われました。
特定のグループに対する、事実に基づかない偏見こそが、今回の凶行の問題の根にあることを忘れてはならず、それと同じ理由で、精神障害を持つ方々を社会的に排除しようとする動きが広がらないことを願います。


命の尊厳につき、本人以外の第三者が決定できるものではないと、私たちは信じます。
嬉しい時には笑い、悲しい時には悲しい顔をし、毎日を精一杯生きる重い障害を持つ方々が、共に生きていくことのできる社会を、私たちは願っています。

亡くなられた方々のご無念を無にしないために、今回の事件を風化させることなく、最も弱いものをひとりももれなく守ることを、私たちはここに誓います。


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