神奈川県重症心身障害児(者)を守る会

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神奈川支部 : 伊藤 光子




活動報告
神奈川県重症心身障害児(者)を守る会活動報告です。


活動報告

第51回総会を終えて 当会事務局

去る5月13日(土曜日)横浜医療福祉センター港南にて、第51回総会が行われました。今年も来賓の方をはじめ、お足元のお悪い中、多くの方にご出席頂きまして誠にありがとうございました。今年の総会は昨年開所したばかりの港南の施設で施設見学があり、興味深くご覧になられたかと思います。また弊会会長の伊藤の講演についても、色々と考えさせられることがあったかと思います。今後も重症心身障害児(者)を守るためにはどうすればよいか、またより良い福祉社会を実現するためにはどうすればよいか、皆さんと一緒に考え、行動していきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

伊藤光子「重症心身障害児者を守るということは」

 

50周年記念式典が無事終わりました。 当会アドバイザー 渡部和哉(社会福祉士)

20161021_141840先日、県守る会創立50周年記念式典が開催されました。当会役員一同、無事終了してほっとしております。日頃会員の方をはじめ、賛助会員、来賓の皆様の温かいご支援、ご協力があって、この会の活動は支えられているのだなという事を改めて実感しました。本当にありがとうございます。

私はオープニングの時に流した「活動ビデオ」を今回制作したのですが、制作にもの凄く時間がかかり、苦労しました。しかし思いのほか反響があり、お褒めの言葉をたくさん頂き、嬉しく思いました。活動ビデオはそのままお蔵入りするのは勿体ないとの理由から、ホームページの「活動紹介」の所にUPしています。まだご覧になっていない方はぜひご覧になって下さいね。

20161021_144935江川文誠先生「幸せへの近道」

江川先生の記念講演はとても心温まる講演で、私はこの世界に飛び込んで本当に良かったなって思いました。江川先生並びに今回発表して下さった各施設の職員の皆様には心から感謝いたします。ありがとうございました。

あんしんノート(ハンディ版)が完成しました。 当会アドバイザー 渡部和哉(社会福祉士)

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大変長らくお待たせしました。当会のあんしんノート(ハンディ版)が遂に完成しました。8月1日にホームページ上にUPし、すでにダウンロードして使って頂いている方もいるようです。このハンディ版は、持ち運びが便利なように、B5サイズで作成し、ページ数も40頁におさえ軽量化をはかりました。また施設入所者、在宅者いずれにも使用でき、Excelファイルで作成した為、手軽にパソコンでデータの書き換えが可能です。今お持ちのあんしんノートにプラスして、是非とも当会のあんしんノート(ハンディ版)もご使用下さい。よろしくお願いします。

 ↑ Flipping Book Demo (Flash Playerがインストールされているパソコンで、閲覧することが出来ます)

 

第20回学習会「重症児者の親として今、何をしなければならないのか」  当会役員 佐藤泰彦 

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第20回学習会を、平成27年5月9日、第49回総会に引続き開催いたしました。

今回は、社会福祉法人みなと舎理事長飯野雄彦先生に、「重症児者の親として、今、何をしなければならないのか」と題するご講演をいただきました。

飯野先生は、昭和45年に「小さき花の園」に携わられて以来、重症心身障害児者の入所施設で10年、通所施設で18年、知的障害者関係の施設で10年、病院と法人創設で6年、合計44年にわたり障害児者に関わってこられ、現在も、生活介護、療養介護、短期入所、共同生活介護、居宅介護、移動支援、相談支援などの事業の最高統括責任者をされていらっしゃる方で、まさに今回のこのようなテーマでお話を伺うには最適任の方です。

先生からのお話の一つとして、「本人中心支援」という言葉を使われて、支援はいつも本人中心でなくてはならない、というお話がありました。

子を思う親の心とよく言いますが、それは子供が親の心を動かしているのです、そのようなことと同じで、社会福祉法人も施設も本人が創り建てたのです。そのような場で支援する立場の人は、施設を良くするにはと考えるのではなく、利用者であるメンバーさんの人生を豊かにするためにこの仕事があると考えることが必要とのことでした。

そして、親の会もその支援する立場の人と同じ立ち位置にあり、本人の人生を豊かにするという目的は同じと言えますが、親と支援者には本来的な違いもあるのです。支援者と本人との関係は社会的関係の3人称であるのに対し、親との関係は親子関係という2人称であり、何処に生活していても、離れて生活していても、「傍に居るよ」と心で寄り添うことは親にしかできないことでして、親はかけがえのない存在である筈とのお話に繋がり、大切な示唆をいただきました。

ただ、一方では親は、本人の自己決定の最も近い代弁者であるとの立場でもあること、その意味では支援者と対等の立場であることも忘れてはならないとのお考えも語っていただきました。

「本人中心支援」のためには、3つの制約、即ち、①制度的制約、②環境的制約、③金銭的制約、をこえていかなくてはならないというお話もありました。その一つの、制度的制約をこえることについては、SCP(System Center Plan)から、PCP(Person Center Plan)へ換えることが大切で、支援計画が本人中心に作成され、その支援に必要なサービスが無かったら、制度を作っていくという考え方に変えることが必要だと考えていらっしゃるとのことでした。

守る会については、これを運動体としてとらえると、障害者施策に関わっては、事業体としての社会福祉法人、行政体としての国・都道府県・市町村があり、それぞれ違いがあるので、その3者がうまく連携を取っていくのが大切と考えているが、本人に一番近いのは運動体であることを忘れてはならない、というお話もありました。

最後に、活動する時に大事なこととして、4つのL、即ち、①Love(大切にすること)、②Light(希望を持つこと)、③Life(人生・命に光を当てること)、④Laugh(喜びにすること)、があるとして、ご講演は締めくくられました。

今回の先生のお話は、多岐にわたるもので、そのすべてが重症児者の親がしなくてはならないことに結び付くものでして、大変貴重な学習会となりました。ここでご紹介したものはその一部です。飯野先生誠にありがとうございました。

 

障害福祉の窓口を訪問して  相談サポート・プロジェクト・リーダー 中村紀夫

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昨年8月に神奈川県庁の障害福祉課への訪問をかわ切りに、これまで(6月末現在)14の市町村の障害福祉窓口を訪ねました。それぞれ1時間半ほどの時間をかけて、障害福祉担当の課長さんおよび担当のスタッフの方々に、その地域の特に重症児者の福祉施策についてお尋ねし、守る会から「重症児者をお忘れなく」というお願いをしてきました。

 

こちらのメンバーは伊藤会長、伊左次事務局長、肥土副会長それに中村が常連で、吉田会長代行や他の役員も随時参加、さらに地域に住む会員も加わります。

また時には相談サポートに相談を寄せてこられた方も同席され、具体的な問題について行政にお願いすることもありました。

何故、行政訪問を?

神奈川県には市区町村だけで33か所あり、さらに区の行政単位、重症児の窓口として重要な役割を担う児童相談所、あるいはこれからの重症児者サポートでキーとなる基幹相談支援センターまで含めると、守る会としてアピールをしていかなければいけない窓口は優に100を超える数になります。

先ずは市町村の障害福祉窓口から始め、それを2年とか3年近くかけて全部まわり終えたら、次に重症児者の福祉に影響がある関連窓口を訪ね、そしてまた振出しに戻る、そんな終わりのない活動になります。

何故そんな気の遠くなるほどの時間とエネルギーをかけてやるのでしょうか。

それは、守る会の「もっとも弱いものをひとりももれなく守る」使命に直結する活動だからです。

多かれ少なかれ社会にその身をゆだねざるを得ない重い障害をもった人たちに代わって、行政あるいは福祉関連機関にお願いをする、それこそが北浦会長が始めた「守る会活動」の原点であったはずです。

また、これまでは国や県に要望書を出し、本部が厚労省に、支部が都道府県にお願いをしていけばよかったことも、平成24年の法改正で、市区町村の役割が増えたことにより、市区町村にたいして、地域に密着した、より具体的なお願いをすることが大変重要になってきました。

神奈川県の守る会が、相談サポートとともにこの行政訪問活動を最優先で取り組む理由がそこにあります。

これまでの訪問で感じたこと

まず、感謝したいことは、訪問を希望して断られたことが一度もないことです。

もちろん、1か月前くらいに電話でお願いし、さらに正式に要請状も出すのですが、どこでも課長さん以下複数のスタッフが出席、予め出しておいた質問にも丁寧に答えてくれます。

50年前に守る会の活動を開始した当時のエピソードからは想像もつかないほど、現在の行政機関が障害者福祉に力を注いでくれていることを実感します。

次に、私たちが一番懸念していた「地域社会での自立支援強化」というスローガンのもと、障害者福祉の主な窓口が県から市区町村に移され、その過程でサービスの低下や混乱が起きてはいないかということです。この点については、少なくともこれまで回ったところで大きな問題は生じていないようです。

ひとつだけあるとすれば、施設入所の斡旋に関して、これまでは児童相談所を中心にした県全体での調整機能が働いていたのが、自前の、あるいは近隣に施設を持たない市町村は入所希望のニーズに応えにくくなっていないだろうかということです。

例えば、相談サポート活動の中でも湘南や県央に住む方から入所希望の相談がありましたが、その希望を当該の市の窓口に伝えても、なかなか希望に応えられないという現実があります。

数の上ではマイナーである重症児者にとって究極の選択となる施設入所を保証するためには、どうしても狭い行政区画ではなく広域の施策が必要となります。

神奈川県全体の予算を付加する形で、例えば、湘南や県央に1か所ずつでも重症児者向け施設を作っていただくか、あるいは県が調整の中心となって自前の施設の無い市町村の住民にも斡旋の労をとる役割をはたしてほしいと思います。小さい行政単位のメリットが生かされているケースもあります。

神奈川県で唯一つの「村」である清川村を訪問した時に伺った話です。

人口3,100人の清川村には、重症児にあたる方が1人いらっしゃいますが、その方の医療ケアーが必要になり横浜療育園に短期入所した際、村に3名居る保健師の中の一人が付き添って行ってくださったとのこと。これは日頃から保健師の方がコンタクトし、かつ自在にサポートできる体制でなければできないことで、小さな行政単位のメリットがまさに生きたケースと言えましょう。我々訪問者の一人が「清川村に移住したくなった」と思わず漏らすほど、他にもきめが細かく暖かみのあるサービスがされていたのです。

絶え間のないアピールとともに、感謝の気持ちも

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自分から社会に発信することが難しい重症児者に代わって、生きていくうえで必要なことをお願いしていくことは絶えずしていかなければなりません。一度願いがかなったからと言って、社会の制度や重点施策は常に変わっていくもので、その変化の中で、自分たちの存在をアピールし続けないと、いつのまにか埋没してしまうかもしれません。

そのような意識で訴え続ける一方で、もし自分が重症児者本人なら「感謝の気持ちも伝えたい」と思うでしょう。

私たちの訴えに忙しい時間を割いてくれ、できるだけのことをしようとしてくれている障害福祉を担う方たちに、面談の最後には「ありがとうございました」と必ずお礼を言います。それが重症児者の気持ちを代弁することにもなるだろうと考えるからです。 

皆さんもぜひお付き合いください

神奈川県守る会として行政訪問をする際に、そこの市町村に住む方がお一人でも同席していただくと、行政としても対応に熱が入ります。

会員名簿で住所がわかる方には、お住まいの市町村を訪問する際にお声をかけますので、もし都合がつけばぜひお付き合いくださるようにお願いいたします。

 

 

第18回学習会 当会アドバイザー 渡部和哉(社会福祉士)

DSCF4410 (1)11月1日(土)に、かながわ県民センターにて第18回学習会が行われました。

ーマは、「親無き後の法律問題」「あんしんノートの説明会」の二本立てで、70名を超える会員の皆様にお集まり頂きました。

 

DSCF4412午前の部では、町川智康弁護士による「相続に関する基礎知識」「遺言の書き方」「成年後見」「信託契約」等、具体的な事例を用いながら、親無き後の法律問題についてわかりやすく解説をして下さいました。

 

 

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後の部では、「あんしんノート」の書き方について、誠に僭越ながらわたくし渡部和哉が説明をさせて頂きました。久しぶりに人前で話して緊張しましたが、説明会終了後に皆さんから「わかりやすかったよ」と声をかけられ、とりあえずホッとしました。(笑)

 

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会場にいらっしゃった方は、皆真剣そのもの。今回のテーマに対する関心の高さが伺えました。

 

 

 

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学習会終了時に、サプライズで伊藤光子会長から「感謝状」を頂きました。ありがとうございました。

また皆様のお役に立てるよう、守る会の事も頑張りたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。

 

 

 

第48回(平成26年度)総会・学習会 アドバイザー 渡部和哉(社会福祉士)

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 去る5月10日(土)に、第48回総会が開かれ、平成25年度の活動報告および会計報告、 平成26年度の役員選出、活動計画、予算などが議決されました。

今年も来賓として、以下の方々がご出席されました。お忙しい所、誠にありがとうございました。

神奈川県保健福祉局福祉部障害指導課課長 中元春一様

横浜市こども青少年局こども福祉保健部障害児福祉保健局課長 佐藤裕子様

川崎市市民・こども局こども本部こども支援部こども福祉課課長 北谷尚也様

川崎市健康福祉局障害保健福祉部障害計画課係長 竹原秀和様

相模原市健康福祉局福祉部障害政策課課長 河崎利之様

全国重症心身障害児(者)を守る会関東・甲信越ブロック副ブロック長 雨宮孝久様

埼玉県重症心身障害児(者)を守る会副会長 中下妙子様

特定非営利法人地域ケアさぽーと研究所理事 下川和洋様

特定非営利法人フュージョンコムかながわ・県肢体不自由児協会理事長 山田章弘様

 また午後の学習会では中邑賢龍先生の「重い障害のある人とのコミュニケーション」 の講演があり、守る会の会員のみならず、特別支援学校の先生や、多くの施設職員が先生の ご講演を興味深く聞いていました。

中邑賢龍先生の紹介

P1010464伊藤光子会長が「東大の教授ということを忘れるさせるくらい気さくで良い先生」と紹介  「講演を聞いて一発でファンになった」と冒頭で説明する。

中邑賢龍先生

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「私は常識が無いだけ…」と謙遜する中邑先生 。ユーモアをたっぷり交えながら語られる先生に、会場にいた参加者はすぐに先生の虜になっていました。(笑)

重い障害者とのコミュニケーションのポイントについて

P1010465相手の意思を正しく読み取るためには、テクニックとテクノロジーの二つの技術を高める必要があると中邑先生は力説する。

講演中は常識を覆すような発言を連発

P1010469とにかく講義内容が斬新で面白い。「障害者は弱い立場ではなく、今は明るく楽しく自信を持って生きていく時代である」と目を輝かせながら熱く語る先生の姿に、参加者は全員感動していました。私も先生の講演を聞いて、目から鱗が落ちる思いをしましたし、障害児者に対する 思い・考え方が進化した気がしました。

 中邑先生、大変貴重なご講演をありがとうございました。 またお会いできる日を楽しみにしています。  

2013年夏季療育キャンプ  ボランティア兼報告者 渡部和哉

8/23(金)~25日(日)の三日間、川崎市重症心身障害児(者)を守る会「夏季療育キャンプ」が、川崎市青少年の家で行われました。

今年も、花火やプール、楽器遊びやムーブメントなどイベントが盛りだくさんで、参加者の皆様と楽しい時間を過ごす事ができました。

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あまりにも参加者の皆様、ボランティアの皆様が良い表情で写っているので、写真をたくさん掲載してしまいました。(笑)

このような素敵な笑顔に包まれていると、もう何も説明はいりませんね。主催者側とゲストである参加者との間には、心温かい人間関係が成立しています。

来年も皆で楽しめるといいですね。3日間、本当にありがとうございました。

 

平成24年度学習会「変わりゆく制度の中で」  サービスプロバイダー 渡部和哉

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去る平成24年5月1日(火)に、相模原療育園で学習会が行われました。

学習会のテーマは「変わりゆく制度の中で」というタイトルで、それぞれの立場から重症心身障害児(者)を取り巻くサービスはどのようになっているのか、そして今後はどのような方向に進んでいくのか、貴重なお話を聞くことが出来ました。講師の方々は下記の通りです。

1. 制度・法律の立場から 宇佐美岩夫氏(全国守る会事務局長)

2. 在宅者の親の立場から 岩城節子氏(東京都守る会会長)

3. 入所者の親の立場から 伊藤光子氏(神奈川県守る会会長) ←ビデオで公開中

4. 施設運営の立場から  細田のぞみ氏(相模原療育園施設長)

どの講師も、とてもわかりやすい説明と熱意のこもったお話で、私自身、心の琴線に触れる内容でした。

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講師の先生方、本当にありがとうございました。